原生林

昨日の残りを呑みましたがちょっと物足りない感じ。


ということで、ちょっと前から呑もうと思っていた1本をあけてみました。
Chambolle Musigny 2003 Domaine Michel Gros


まだまだ若い1本ですが、抜栓直後より苔生すというか腐葉土のような香り。
口に含むとまさに原生林というようなアロマが口に広がりますが、最後はやはりピノノアールらしいベリー系に変化します。


Vosne Romaneeの前面に広がるイチゴ・ベリーの畑のような印象とは全く異なる、でもこれまたやめられないブーケです。
Vosne Romaneeが喜びのワインなら、Chambolle Musignyは瞑想・癒しのワインという感じでしょうか。


これで村名というのだからびっくりですが、調べてみれば納得。このワインに使われる60%のブドウはGrand CruであるMusignyのすぐ北の畑から収穫されているようです。


それにしてもたった数10kmしかないCote du Nuitsでかつ単独種のPino Noirでこれほどの個性を見せることができるとは。


ますますこの世界にはまってしまいそうな1本でした。
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